豆知識Vol.3 ~仏花~
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~ はなふさの豆知識 vol.3 ~
仏花を供えるマナーについて
先祖代々何代も続いている家では先祖供養するために仏壇がありますが、仏壇は親から子へ引き継がれていきますので、家で引き継がれる仏壇のマナーや伝統も親から子へ引き継がれます。
家に仏壇が有る人はある程度ご存知かもしれませんが、お仏壇が家にない人は詳しく分らない人がほとんどではないでしょか。
まずは仏花の基本を押さえておきましょう。
1. 仏花とは仏壇やお墓に供える花で、基本的に同じ花束を両脇においてある花瓶や差しに対で活けます。
2. 仏花の生花は美しく咲き時期を経て枯れていきます。
私たちの命がいつも同じように繰り返されると錯覚しない様、儚く散る花に一生を重ね合わせ、一生はとても短く、命は儚く尊いものであると伝えてくれています。
3. 新鮮で美しい花を見ると心が洗われていきます。
仏壇の中の世界にいる仏様に綺麗な心で仏花を供える事で, 仏様が綺麗な世界で暮らしていける様に、仏様を敬う気持ちでお祈りする事の大切さを伝えてくれています。
4. 仏花の本数、基本は奇数が一般的で、3・5・7本がいいと言われています。明るい白・黄・紫・赤・ピンクなどの明るい色をメインにし、長めの花を1本中心にひし形になる様にバランスを整えて作ります。
5. 仏花には使ってはいけない花の特徴は花びらが散り安い・傷みやすい・毒がある・トゲがある・臭いがきついなどの花は仏花には使いません。
6. いろいろ仏花のルールを書きましたが、仏様を想う気持ちを第一に、伝統やルールは基本的な事ですので、生前好きだった花を仏花として供えるときっと喜んでもらえると思います。
基本的には生花と言われていますが、毎日花を変えるのは本当に大変な事なので、経済的な面やお手入れの面でも、枯れない生花プリザーブドフラワーを供えられる方が増えてきています。
7. 法要やお彼岸や特別な日には生花の仏花。
普段は枯れない生の花プリザーブドフラワーや造花など使い分けるのも良いではないでしょうか。
お花の知識が増えてから花を買いに行くと、お好みの花や仏様をイメージした組み合わせで花束を作る事ができますね。